【アジア圏No.2の英語力】フィリピンの英語教育はこうやって進化してきた!

2019.11.05
フィリピン基礎情報

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初めに

今や欧米に留学するのと比べて3分の1以下の格安の費用で留学ができることが注目を集めてきているフィリピン留学です。

けどみなさん値段にばかり気を取られて大事なことを忘れてはいないでしょうか?フィリピンの母国語はもちろん英語ではありません。

フィリピンには7000個以上の島が存在するといわれており世界で2番目の多さをを誇ります。その分民族もたくさんの存在し、それぞれに違った言語を使用します。イロカノ語やビサヤ語、セブアノ語やパンパン語などその数を上げたら100は軽く超える多さです。

日本も方言はありますが、言語が違うということは琉球やアイヌを除けばないと思います。

こんなに様々な言語が飛び交う中、フィリピン英語はネイティブの英語に近く、そのレベルの高さや聞き取り安さも認められています。
インドやシンガポールの英語は癖が強すぎるので聞き取れない事も多々あります。

ちなみにフィリピン英語のレベルの高さは数値でも明らかになっております。EF EPI(EF 英語能力指数)という各国の受講者データを元に、非英語圏の国と地域における英語能力を数値化したランキングでフィリピンは第20位、日本は53位となっております。
参照 The world’s largest ranking of countries and regions by English skills

20位と言ってもこの数値は非常に高いです。なぜなら上位の国は南アフリカ、北欧諸国、ドイツや数カ国語話せるルクセンブルク、スイスのようにほぼネイティブに近い英語を話せる先進国がほとんどだからです。

ちなみに世界第5位はシンガポール。アジアで2位のフィリピンより15位も上です。 確かにシンガポールは世界の大学ランキングでも25位と36位の東京大学よりも上です。フィリピンの大学はかなり下がります。
ちなみにトップ20の大学はほぼ英米のどちらかです。あの北欧やドイツ、フランスは日本よい下位です。

参照:世界大学ランキング2020年

シンガポールの英語とフィリピンの英語どちらが聞き取りやすい?

シンガポール大学がフィリピン大学よりも大学ランキングが上ですが、実は英語の聞きやすさ、訛りの薄さは圧倒的にフィリピンが優っています。
シンガポール英語はシングリッシュと揶揄され香港英語のように本当に聞き取りにくいため英語学習にはあまり向いていません。

この記事を読めば、どうしてフィリピン英語がここまで発達したのか、本当に信頼できる教育なのか、など留学前に心に引っかかっている不安をスッキリ取り除ぞくことができます。

また、フィリピンの人々や歴史に関しても知ることができますので留学前に知っておいて損はない情報を提供いたします。

そもそもどうして子供から老人までみんな英語が話せるの?

子供のころから徹底した英語教育で基盤を作る

まず初めにフィリピンの義務教育制度について知識をつけてもらいましょう。

2010年まではフィリピンの義務教育は小学校6年間と中等教育4年の合計10年でした。国際的に見ても12年間制を採用している国が多い中でこのたった2年の差がフィリピンの教育水中を大きく下げる原因となっていました。

他の国で12年かけて教える内容を10年の間に詰め込んで教えることは子供たちにとっても苦しく、ドロップアウトしてしまう生徒の数もかなり多かったようです。

そういった事態が深刻化して教育制度を変える運動が広まり、2013年についに幼稚園1年間・小学校6年間・中学校4年間・高校2年間の合計13年間制が適用されました。

たいていの科目の授業は英語で習う

小中高大学のほとんどの授業は英語で行われます。ただ、国語と歴史に関しては母国語で授業が行われます。

幼稚園児や小学校低学年の時は、英語を使った教育についていけずに不登校や中退してしまう子供たちがたくさんいたため、授業中に母国語を使うことが容認されている地域もあります。しかし、中には授業中に母国語を使った場合に罰則が与えられるなど厳しい英語教育の体制を敷いている学校もございます。

母国語を話すのは友達とのちょっとした会話や家族間の会話だけで、これだけ徹底した英語での教育を子供のころから行い、このスタート時期の早さによって、英語に触れる機会も自然と増えて国全体の英語力が底上げされているのだといえます。

数学や理科を英語で学ぶもう一つの理由

徹底した英語教育に力を入れているためほとんどの教科を英語で学んでいるというのは1つの理由ではありますが、もう一つ大きな理由があります。

それらの専門科目は母国語に訳そうとしたとしても訳すことができないのです。もちろん無理やり訳そうとすれば訳せないことはありませんが言葉によっては意味が変わってきてしまうものもあります。わざわざ理解するのが困難な方で学ぶなんてとても非効率ですよね。

ただ逆に自分たちの国のことを学ぶための国語や歴史に関しては学ぶ上で都合の良い母国語を使用しているというわけです。

植民地時代の名残が色濃く残った言語文化

元々フィリピンはスペインの植民地でした。これが16世紀後半から300年ほどです。このころの影響を濃く受けてフィリピン語が誕生しました。もともと地域ごとにバラバラな言語を使っていたフィリピン人ですが、政府がフィリピン語を認めたことで公用語が誕生しました。

その時代を経て、次はアメリカに統治の権限が移りました。アメリカはそのころすでに国を挙げての教育の効力の高さを認識していましたので植民地にしていたフィリピンの教育にも力を注ぎました。

多くの英語教師が派遣され、多くのフィリピン人が英語のスキルを身に着ける根源となりました。1946年にフィリピンの独立が認められることになるのですが、この2つの植民地時代に築かれた2つの言語が国によって公用語に指定され、それに伴って教育の基盤も出来上がっていきました。

ちなみに独立する前に日本も数年間フィリピンを植民地にしていた歴史が存在するんです。こちらも日本人であるなら知っておいてほしい点です。

英語を話せることで得られるメリット

ですが、ただ国が定めている言語だからってそんなに熱心に英語学習に打ち込めるでしょうか?私たち日本人だって英語教育が義務化されてきているからって普段使う言語は変わらず日本語だし、まだまだ英語を話せる人口が少ないのも事実です。

(※日本の EF EPI は49位とかなり低め。)

英語が話せる=いい職に就ける=家族を養える

フィリピン人が熱心に英語を勉強することにはやはりきちんとした理由がございます。最も大きな理由は職業です。

フィリピン人が並々ならぬ家族愛を持っていることは有名ですね。そしてフィリピンの家庭にたくさん子供がいて大家族なのも見慣れた光景です。

たくさんの家族がいるということは必然的に全員を養うだけに十分な金額を稼ぐ必要があるということです。ですが、まだまだ発展途上中の国なのでそう簡単に大金を稼ぐこともできません。

そこで少しでも収入のいい職業に就こうと考えたら、その雇用条件に必ず『英語力』が入ってきます。比較的収入の良く安定した職業には、外資系の企業、コールセンター、英語教師などがあげられますがどれも英語が必要なのが分かりますよね。

また、国内で収入のいい職業を探すよりも、高い英会話力を身に着けていれば海外へと出稼ぎに出るという選択肢もとることができます。自分の英語力次第でいい職種にもつくことができるのです。

実際に出稼ぎに出たフィリピン人が海外から送金する金額がGDPの1割以上を占めるというデータもあります。

子供のころから明確に将来のことを考えているからこそ英語を学ぶことの重要さを理解しているのです。ただお金を稼ぐためではなく、お金を稼いで得た収入で家族の生活を少しでも豊かにしたいという思いやりの気持ちが根源にあると知ったときには心が温まりました。

英語が使える=情報の規模が世界規格になる=国の発展

知っての通り世界で最も話されている言語は英語です。実に世界の4分の1の国が英語を公用語もしくは準公用語と指定しています。人口にすると約15億人が英語人口です。わかりやすく言うと、世界人口の約5分の1、つまり5人に1人が英語人口となります。

また、今や学問・研究・スポーツなど様々な分野で英語が共通語となっています。したがって英語が話せるということはそれだけで情報を得られる引き出しが増え、常に最新の情報を獲得することが可能なのです。

ビジネスに関しては英語が理解できないことは致命的で、ヨーロッパや欧米欧州など国際的な会議の場では英語が使われることかなり多いからです。つまり英語を学ぶことは情報や知識の規模を世界へと広げるということなるのです。

専門的な書物や文書も英語で書かれているためによりアカデミックな知識を得るためには英語の習得は必須といえるのです。

フィリピン人の英語訛りってどうなの?

ここまででフィリピンの英語への信頼度は格段に上昇したかと思いますが、いくら英語が生活に溶け込んでいるからといって、変な発音が身に付いてしまったら嫌だと感じている方もいるのではないでしょうか。

もちろんフィリピン英語に訛りがないと言ったら嘘になります。しかし、訛りとは日本でいう方言のようなもので、訛りがない方がおかしいのです。

フィリピン英語はイギリス英語よりもアメリカ英語をベースにしています。訛りもアメリカ英語と似ているのですが、やはり発音によってはネイティブアメリカンに聞き取ってもらえない部分もあります。

どうしても完璧なアメリカ英語、もしくはイギリス英語の発音を身に着けたいと考えている方には不向きな環境かもしれませんが、初学者にとって重要なことは訛りを気にしすぎて喋れなくなるのではなく、テンポよく会話していく癖をつけることです。

ですので、初めのうちは訛りに関してあまりにも繊細になる必要はないと考えております。それよりかはどんどん口に出して間違えて英語を話すことに対して慣れて抵抗力をなくすことが大切です。

フィリピン英語のちょっとした特徴

フィリピン英語はどちらかというとカッチリしたイメージがあります。アメリカのように会話の中でスラングをガンガンに使う言い回しはせずに、きちんとした文法に従った教科書に載っているような表現を日常生活でも使います。

私の知り合いのフィリピン英語講師もフィリピン講師の強みは文法だと言い切るほど、文法学習を大事にしています。もちろん完璧な人間などいませんので間違うことはありますが、常に文法を意識して正しく使って話しているため文自体も綺麗で理解しやすいです。

また、会話していて言葉に詰まったときも見捨てずに言葉が出てくれるまで辛抱強く気長に待っていてくれます。オーストラリアの人などは相手の英語力が低いことが分かったとたんに冷たくなり、相手にしてくれなくなるなんてことが日常的に起こります。

聞き取れなかった部分なんかもゆっくり言い直してくれたり、文字に起こしてくれたりなどとても献身的になってくれるます。これって英語講師にとって最も重要なスキルの一つで、この特徴が英語講師だけではなくフィリピン人の国民性として身についているんです。まさしく英語留学に適した国ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。フィリピン人の話す英語の起源・特徴を知ってもらって少しでも留学前の不安を取り除けたでしょうか。。

確固とした指針をもって発達した英語教育とフィリピン人の昔から兼ね備えているホスピタリティが合わさって語学学校のビジネスの体系が出来上がってきたのだといえます。

特に語学学習初学者の方、またはワーホリ前の方、2か国留学前にちょっと英語を慣らしておきたいと考えている方にはぴったりの学習環境になります。

語学学校も有名なセブやクラーク、マニラだけではなくバギオというフィリピンの軽井沢的避暑地も現在注目を集めている留学先です。本気留学をするならバギオとも称される場所ですので必見です!

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Ryo Watanabe
大学1年間休学して、フィリピンで語学留学ののちにスチューデントマネジャーとして働いています!皆さんのお役に立てる留学エージェント目指してます!